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つながるということ [サイト運営]

JRツアーズは、JR線に限らずJR線と接続している路線ならどこへでも乗り入れてしまう、架空鉄道で言うところの「乗り入れ厨」の権化みたいな鉄道です。地方私鉄規格で国鉄規格の大型車両が入れない路線でも、キハ76・77形式「イリュージョン」ならおそらく問題なく入り込めることでしょう。
ただし、やみくもにほかの架鉄に「ウルトラバイオレット」なぢ「とりのうた」が侵攻することはありません。俺がよその架鉄を借りるというのは、JRツアーズの世界観とマッチしたときに限定されるからです。あくまでもJRツアーズの世界を盛り上げる俳優として俺は、ほかの架鉄の要素をJRツアーズに取り込んでいます。
その条件とは何か。まず、1987年4月1日以降の世界を扱った日本国内の架空鉄道であることが条件となります。JRツアーズは1987年の国鉄分割・民営化とともに生まれた鉄道会社です。したがってそれ以前の時代を設定している架空鉄道とは世界観が合わないわけです。
次に、その世界にJRが存在していること。JRツアーズは国鉄の分割・民営化で生まれた会社ですから、JRに代わる大規模鉄道が存在している架空鉄道には入り込めません。
ここからは細かい話になりますが、たとえばJRと競合している、もしくはルートが似ている架空鉄道にも乗り入れはしないでしょう。たとえば北武急行電鉄にJRツアーズの団体列車が乗り入れることは考えづらいのです。あり得るとしたら水海道~筑波山間でしょうか(そこは北武急行じゃないぞ)。都心~前橋、都心~土浦ならJRの線路があるので勝手知ったるJR線を使うというものです。
JRツアーズはシナリオ、ほかの架鉄は役者。そう考えていただければわかりやすいかと思います。

以上を踏まえて

いろいろな世界で「コラボレーション」というものが流行っています。異なる分野や団体が共同で製作するという意味ですが、最近はゲームやアニメでもこの「コラボ」が目立ちます。お互いのファンが取り込めてダブルで盛り上がろうぜ、みたいな発想だとは思うのですがコラボによってそのゲームやアニメが持っている世界観は簡単に蹂躙されます。お祭りだからそれでいいじゃないかと割り切ってしまえればいいのですが、俺はどうも苦手です。
架空鉄道ではコラボレーションに近い考え方として「乗り入れ」があると思います。架鉄仲間の連帯のあかしとして乗り入れしようぜみたいなそんな感じ。そのときに各々が持つ世界観はきれいさっぱり無視されることがあります(あるいはそもそも確固たる世界観を持っていないのかもしれませんが)。
また、自分の架鉄に既存のアニメや漫画の設定を加える場合もあります。この場合はアニメや漫画の世界観に自分の架鉄を合わせることで不協和音を回避することはできますが、複数のアニメや漫画、ゲームの世界観を調整もせずにまぜこぜにした挙句、さらに自分の世界観に矯正するようなケースもあります。
こういった「世界観の蹂躙」に関して本人が楽しいのであれば、そしてそれが蹂躙される側の世界観に影響がなければそれはそれで問題はないのでしょうが、世界観を極めて大事にする架空鉄道に対してそれをやられると正直きついものがあります。コラボはあらゆる世界観を無視します。たとえば漫画が映画化するときに、世界観を無視して人気俳優をあてがうと原作のファンからたいへんなブーイングを受けます。ほかの架鉄の世界観を蹂躙して設定を利用するというのはつまり、元の世界観の否定に等しい行為なわけです。

世界観というのは各々が持つとても大切なものです。作品の核となるものといっても過言ではありません。他人から見たら稚拙に見える世界観だろうが、それはとても神聖なものです。それを合意も話し合いもなく世界観にケチをつけ、改変するような行為は制作者にとってたいへん失礼なことだということは、創作をたしなむ人ならわかってもらえると思います。
各々の世界をつなげるときは、念入りな世界観の分析と話し合いを。そしてすりあわせが困難な場合は結合をあきらめること。それこそがお互いの世界を尊重した行為だと思うのです。
架鉄の乗り入れがなくても作者同士はつながっているはずです。お互いの考え方を尊重するからこそ、つながらないという選択は必要なのです。


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