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かっこいいとは何か [架空鉄道]

 随分間が空いてしまいましたが、ストリームラインは順調に更新を続けています。伝統としがらみ、「かっこいい」とはどういうことか、そんなことをテーマにつくっています。
 今回悩んだのは、ストリームラインの伝統のひとつとして設定した「電車はかっこよくなければならない」という考え方です。かっこいい、かっこわるいなんて感性の話なので、それを普遍的に表すには一工夫必要です。そこで俺が着目したのはグルメマンガでした。
 たとえば「美味しんぼ」。あれの究極vs至高の対決。あれって旨い不味いを競ってるようで競ってないんですね。美味しんぼの価値観は、「自然に近い食材を手間ひまかけて料理する」ことが「美味しいこと」という風にすり替えられています。いくら読者が「カップラーメンはおいしいじゃないか」と主張しても、美味しんぼの世界では「化学調味料を多用した工業製品」なので「不味い」のです。つまり最初に「美味とは何か」を定義してそこからどれだけ離れているかで尺度を決めているわけですね。あ、俺がよく言う「スタンダードと偏差」だ。
 つまり、ストリームラインは設計担当者が定義する「かっこいい」を基準とし、そこからどれだけずれているかで、かっこいい/かっこわるいを判定します。現在ストリームラインの設計担当には、沼田、浜野、川村の3人がいますが、それぞれの「かっこいい」を定義し、そこからどれだけ偏差するかで各人の対応を決めるというやり方をとっています。
 たとえば沼田は「かっこいいとは刹那の見切りである」と考えています。従って華美な設備を省く傾向にありますが、浜野は「かっこいいとは伝統である」と考えるため、流線型を「無駄」と考え見切る沼田とは相容れない、一方で浜野は「ストリームラインに取って流線型は伝統なのだから外せない」と考えているけど、それを沼田は「ものの良否を見きれず、悪しき伝統に縛られてかっこわるい」と考えるわけです。
 それぞれの人間の考えが交錯し、ストリームラインの電車という形を作り上げる。したがって見た目はけっこうバラバラなんですが、それでも根底に流れるものは共通しているというのがストリームラインの車両デザインなんです。
 伝統とは一体なんだろうと考えてはじめた湘南ストリームラインですが、俺が当初思っていたのとは違う方向に動き出しているようです。
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