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人は言葉で人を切り刻みながら生きている [サイト運営]

言葉を発する以上、人を傷つける覚悟が必要です。
それはサイト運営においても同じこと。俺がなんとも思わない言葉でも、相手はものすごく傷ついたなんてことは日常茶飯事です。たとえば俺は俺のサイトを「ステキなサイトですね」なんていわれたらひどく傷つきます。要するに中身には興味がなかったわけで、彼に取っては俺のサイトなど見るに値しなかったのだからテンプレートの感想をよこした。俺はそうとらえます。
それはひねくれていると思うなら、それはあなたがひねくれものの人格を否定すると言う表明にほかなりません。もちろんその考えを俺は支持します。しかし俺はあなたを蛇蝎のごとく嫌うでしょう。あらん限りのネガティブな気持ちで怨嗟を送ると思います。

言葉は人を傷つけます。しかしそれを恐れる必要はありません。
人を傷つける覚悟を持って言葉を選び、傷つけた事実を胸に刻みつけ、今後はより洗練された表現を目指せばいいだけの話です。
嫌われないように配慮する……いい人でありたいという気持ちもわからんではありませんが、それはあなたの表現力を鈍らせます。切れ味のよい刃物は人を傷つけてしまう一方で、本来の仕事である「切る」という能力にかけては人を魅了するように、切れ味のよい言葉は人を魅了します。
逆に、いろいろなものに配慮してエッジを鈍らせた刀はナマクラです。どんなに見た目を飾ろうとそれはただの模造刀。本物にはなれないのです。もちろん模造刀を本物のように見せることは可能ですが、それは職人芸です。誰もが六研のモデルガンを作れるわけではないのです。切っても切れない安全ナイフが関の山です。

webサイトを作るとき、人を傷つける覚悟を忘れないでください。
覚悟を決め、表現を磨き続ければ、あなたの言葉は輝きます。
そしてそれはいつか、妖刀のように人々を魅了するでしょう。

俺は言葉を磨く努力は惜しみませんが、配慮する努力は放棄します。
だから俺の言葉で傷つく人もいるでしょう。錆びた刃で切られれば痛みもハンパないですから。
でも俺は、エッジを研ぐことをやめませんし、貝になるつもりもありません。

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